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外壁塗装の色褪せが起こる原因とは?色褪せしやすい色としにくい色 | 山口エリア外壁塗装会社ガイド

外壁塗装の基礎知識

外壁塗装の色褪せが起こる原因とは?色褪せしやすい色としにくい色

公開:2024.08.28 更新:2024.08.28

外壁塗装の色褪せが起こる原因とは?色褪せしやすい色としにくい色
画像出典:Photo AC

外壁塗装の色褪せは、主に紫外線を含む太陽光が原因で、時間の経過とともに発生します。色褪せを防ぐためには、ラジカルの発生を抑える塗料を選ぶことと、汚れや色褪せが目立ちにくい色を選ぶことが重要です。

色褪せしにくいのは白、黒、青、ベージュ、グレーなどで、赤や黄色、紫は色褪せしやすい色として知られており、注意が必要です。

外壁塗装の色褪せが起こる原因

山口で家を建てたばかりの頃はきれいだった外観も、時が経つにつれて色褪せてきます。色褪せ(褪色)は、外壁塗装だけでなく、カーテンや衣服、車などの耐久消費財にも起こります。主な原因は紫外線を含む太陽光であり、さらに熱エネルギーや風雨、酸性雨などの影響も色褪せに関与しています。

◇色素の結合が切断されてしまう

塗料の色を作り出す顔料は、原子同士の結合によって構成されています。この顔料の色を決定するのは、原子の結びつきの強さであり、その強さは「結合エネルギー」として表されます。この結合エネルギーを超える外部エネルギーが加わると、その結合が切断されてしまいます。その結果、顔料の色が変わり、色褪せが発生するのです。

例えば、窒素元素(N)同士の結合は比較的弱く、結合エネルギーが低いため、切断されやすい性質を持っています。しかし、これは窒素そのものが弱いわけではなく、あくまで窒素元素同士の結合が弱いということです。

一方で、銅(Cu)を中心とした結合は非常に強く、高い結合エネルギーを持っているため、簡単には切断されません。

色素の結合が切断される主な要因は太陽光の紫外線です。紫外線は高いエネルギーを持っており、顔料の分子結合を破壊する力があり、この破壊が進むと、顔料が本来持っている色味を維持できなくなり、色が褪せや変色を引き起こすのです。

◇化学変化で他の物質に変化してしまう

化学変化の中で身近な例として「酸化」があります。これは鉄が錆びる現象は、鉄が酸化して酸化鉄という別の物質に変わることで起こる現象です。酸化すると鉄は赤い錆(赤錆)や黒い錆(黒錆)へと色が変わります。このように、化学変化が起こると、物質自体が変化し、その色も変わってしまうのです。

酸化は酸素や水によって引き起こされますが、熱も化学変化を促進します。日光による熱もこの変化を一部促進するため、色の変化が早まることがあります。

また、酸性雨やPM2.5も塗料を分解して色味を変える原因となり、鉄が錆びて色が変わるのと同様に、塗膜の化学組成が変化することで色褪せが生じます。

外壁塗装の色褪せを防ぐには?

塗料
画像出典:株式会社アステックペイント 公式サイト

外壁塗装の色褪せを防ぐには、色褪せしにくい塗料を選ぶこと

◇色褪せしにくい塗料を選ぶ

「ラジカル」という物質の発生を制御する塗料を選ぶと、色褪せを抑えられます。一般的に外壁塗装に使用される塗料には、「酸化チタン」という物質が含まれており、これが紫外線によりラジカルを生成する原因となるからです。

ラジカルは非常に反応性が高く、塗膜の樹脂や有機顔料を分解して劣化を促進し、塗膜が劣化し、結果として外壁が早期に劣化してしまいます。そのため近年では、ラジカルに対するバリアー層を持つ塗料が開発されているのです。

◇色褪せしにくい塗料

外壁塗装には「色褪せしやすい塗料」と「色褪せしにくい塗料」があります。色褪せを防ぐには「ラジカル制御塗料」がおすすめです。

超低汚染リファイン1000MF-IR

超低汚染リファイン1000MF-IRは、無機成分の配合により、緻密で強靭な塗膜を形成するのが特徴です。

塗膜の劣化原因であるラジカルの発生を抑制する「高耐候型白色顔料」を採用し、樹脂や塗膜の劣化を防ぐ効果があり、粒子の細かい汚染物質も突き刺さりにくく、長期間にわたり美観を維持できます。

さらに、無機成分の優れた親水性により、汚れが付着しても雨水が塗膜と汚れの間に入り込み、汚れを洗い流します。

・パーフェクトトップ

パーフェクトトップは、高作業性、高耐候性、高光沢、防藻・防かび性、そして低汚染性を兼ね備えた塗料です。

ポリマーハイブリッド効果により、ローラー作業が軽く、塗りやすさが向上し、さらに、紫外線による劣化を防ぐ「ラジカル制御」技術で非常に高い耐久性があるのが特徴です。

また、緻密な塗膜を形成し高光沢を実現、防藻・防かび機能や親水化技術による低汚染性にも優れています。

色褪せしにくい外壁の色を紹介

外壁塗装は色褪せの進行を遅らせることはできますが、太陽光や化学変化によりいずれは色褪せが起こります。少しでも色褪せを目立たなくするために、色褪せしにくい色を選ぶという方法もあります。

◇白と黒と青の外壁

ここでは、白と黒と青の外壁のそれぞれの特徴をご紹介します。

・白色の外壁

白色の外壁は色褪せしにくい色のなかでも、特に人気があります。酸化チタンなどの無機顔料を使用するため、色素の結合が切断されにくく、化学変化も起こりにくいのですが、汚れが目立ちやすいのが欠点です。

・黒色の外壁

黒色塗料はカーボンブラックを使用し、光に分解されにくいため色褪せしにくいですが、艶有りは色褪せが目立ちやすいので、艶なしがおすすめです。また、白色同様、汚れが目立ちやすい点に注意が必要です。

・青色の外壁

青色の外壁は元素同士の結合が強く、紫外線や太陽光を反射しやすいため色褪せしにくい特徴があり、道路標識に青色が使われるのも、この特性によるものです。

◇中間色の外壁

中間色の中にも、色褪せしにくい色があります。

・ベージュの外壁

ベージュの外壁は、汚れが目立ちにくく、経年変化や紫外線による色褪せも控えめで、長期間美しい外観を保てます。そのため、汚れを気にする方やメンテナンス頻度を減らしたい方に適した色です。

・グレーの外壁

砂や土埃、コケやカビなどの汚れも中間色であり、グレーと似た色調であるため、汚れが目立ちにくくなります。また、グレーの外壁は、スタイリッシュで重厚感があるため、幅広い世代や性別を問わず人気があります。

色褪せしやすい外壁の色を紹介

ここまで色褪せしにくい外壁塗装についてお話しましたが、次に色褪せしやすい色をご紹介します。なお、ここでは原色を例に挙げていますが、これらの色は地域によっては景観条例の規制対象にもなり得る点に注意が必要です。

◇赤の外壁

赤色の顔料は耐光性が低く、彩度の高い原色系の外壁は紫外線を吸収しやすいため、色褪せが目立つため、あまりおすすめできません。例えば、東京タワーの赤色は塩害などの影響で5年に1回程度の塗り替えが必要です。

◇黄色の外壁

黄色は、色褪せが最も早く起こる色の一つです。これは、赤色と同じようにどの顔料であっても窒素元素同士の結合が多く、これが紫外線で切断されやすいため、他の色よりも褪色が早いのです。

◇紫色の外壁

赤に次いで紫が褪色しやすい色とされています。特に、赤みの多い紫は褪色が早く進みますが、青みの多い紫はやや耐久性があります。ただし、紫と青の境界が曖昧なため、褪色の進行度は人によって違いがあります。


外壁塗装の色褪せは、特に紫外線を含む太陽光が主な原因となり、時間の経過とともに発生します。塗料の色を構成する顔料は、原子同士の結合によって成り立っており、紫外線などの外部からのエネルギーがその結合を破壊することで、色褪せが生じます。

さらに、酸化や酸性雨といった化学変化も、塗膜の変質を引き起こし、結果として色が変わってしまうことがあります。

このような色褪せを防ぐためには、紫外線によるラジカルの発生を抑える塗料を選ぶことが重要です。ラジカルは塗膜を劣化させる原因となる物質であり、その影響を防ぐ塗料を使用することで、外壁の耐候性を高められます。

ラジカルを制御する塗料では、「超低汚染リファイン1000MF-IR」が挙げられます。無機成分で緻密で強靭な塗膜を形成し、劣化の原因であるラジカルの発生を抑制します。さらに、親水性により汚れが雨水で洗い流されます。また、「パーフェクトトップ」は、高耐久性や高光沢を備え、紫外線による劣化を防ぐラジカル制御技術を採用しています。

また色によっても色褪せが目立ちにくくなります。白や黒、青、ベージュ、グレーといった色は、汚れや色褪せが目立ちにくく、耐久性が高いことから、多くの住宅で人気があります。

一方で、赤や黄色、紫といった色は、特に色褪せしやすい色として知られており、これらの色を外壁に使用する際には注意が必要です。こうした色は、彩度が高く鮮やかである反面、紫外線を吸収しやすく、その結果、色褪せが顕著に現れやすいのです。

外壁塗装を選ぶ際には、色褪せに強い塗料や色を選ぶことで、建物の美観を長期間にわたり保つことが可能です。また、メンテナンスの頻度を減らし、長期的なコストを抑えるためにも、これらの選択が重要となります。

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