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コンクリートの壁も外壁塗装は必要?塗装の種類と流れ | 山口エリア外壁塗装会社ガイド

外壁塗装の基礎知識

コンクリートの壁も外壁塗装は必要?塗装の種類と流れ

2024.08.28

コンクリートの壁も外壁塗装は必要?塗装の種類と流れ
画像出典:Photo AC

コンクリート外壁はおしゃれな風合いが魅力ですが、雨風や紫外線の影響で汚れや色褪せ、ひび割れが生じやすいため、長期間美しさを保つためには外壁塗装が必要です。また、外壁塗装はコンクリートの劣化を防ぎ、内部の鉄筋の腐食や爆裂を防ぐ役割も果たします。

塗装方法には撥水剤の塗布や弾性塗料、カラークリヤー工法などが挙げられます。コンクリート外壁にひび割れやカビ、水染みなどの劣化症状が現れたら塗装の時期と考え、早めに対策することが重要です。

コンクリートの壁にも外壁塗装は必要

コンクリート外壁はおしゃれな風合いが魅力ですが、そんなコンクリート外壁をきれいに保つには外壁塗装が大切です。

◇綺麗な状態を維持するため

コンクリート打ちっぱなしの外壁は、時間が経つと雨風や紫外線の影響で汚れや色褪せ、ひび割れやカビが生じやすくなります。これを防ぎ、美しさを長期間保つためには、外壁塗装が効果的です。

塗装はコンクリートに保護膜を形成し、外部の影響を遮断することで、劣化を防ぎ、さらに、塗装により水垢やカビの発生も抑え、美しい外壁を維持できるのです。

◇長持ちさせるため

コンクリート外壁は耐熱性が高いため、内外の温度差で変形しやすく、ひび割れが生じることがあり、これを放置すると、雨水が浸入して雨漏りの原因になる可能性があります。そのため、新築のコンクリート外壁には塗装により防水加工されているのが一般的です。

しかし、時間の経過とともに塗装は劣化し、防水性が失われてしまいます。その結果、劣化したコンクリート外壁の隙間から雨水が侵入し、建物の劣化を早めてしまいます。

コンクリートはアルカリ性ですが、空気中の二酸化炭素によって中性化が進むと、内部の鉄筋が腐食しやすくなり、鉄筋のサビが膨張してコンクリートにひび割れや爆裂を引き起こします。塗装は単なる色付けではなく、このような劣化から建物を守る役割があるのです。

コンクリートの外壁の劣化症状を知ろう

ひび割れ
画像出典:Photo AC

コンクリート外壁での塗装の適切な時期を判断するためには、コンクリート表面に現われる劣化の症状に注意を払うことが重要です。

◇ひび割れ

コンクリート壁は伸縮性が低く、引っ張る力に弱いため、ひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。

ひび割れには、幅0.3mm以下の「ヘアクラック」と、幅3mm以上の「構造クラック」があり、放置すると内部の劣化が進み、雨漏りの原因になる可能性が高まります。

ひび割れの原因としては、乾燥や気温の変化、地震、中性化などがあり、特に幅が0.5mm以上のひび割れや高所にある場合は、なるべく早く業者へ外壁の修理を依頼することをおすすめします。

◇カビやコケの発生

日当たりが悪く湿気が高い場所では、外壁にカビやコケが発生しやすくなります。外壁塗料が劣化して水を弾かなくなると、雨水を吸い込みやすくなり、これがカビやコケの発生の原因となるのです。

特にコンクリート外壁は雨水を吸収しやすく、カビやコケが広がることでさらに水分を溜め込み、劣化が進行しやすくなります。また、カビやコケは美観を損なうだけでなく、繁殖が進むと根がコンクリート内部まで伸び、駆除が難しくなるため、早めの対策が必要です。

◇水染み

吸水性が高いコンクリートは、雨水などを吸収しやすく、これが原因で水染みが発生することがあります。水染みは、基礎内部まで水分が浸透しているサインです。見た目には表面だけが濡れているように見えても、実際には水分がコンクリート内部に入り込んでいます。

この水分が基礎に浸透すると、内部の鉄筋が錆び、膨張することで「爆裂現象」が起こります。これは、錆びた鉄筋がコンクリートを押し出し、崩落を引き起こす危険な現象です。

コンクリートの壁の塗装の種類と費用相場

外壁塗装は景観を保つだけでなく、外壁を守る役割もあるため、耐久性の高いコンクリートでも、適切な時期に塗装が必要です。塗装は種類によって工程や費用が異なります。

◇撥水剤を塗布する方法

撥水剤は、コンクリート表面に水を弾く膜を作り、雨水の浸入を防ぎ、汚れの付着を抑えることで外壁を長持ちさせます。耐年数は3~7年、費用は約1,500円/㎡程度が相場です。

防水性が高く、コンクリート外壁の質感を維持しながら水染みを防ぎ、そのうえ低コストで施工できるのがメリットです。

ただし、防水効果は時間とともに低下するため、定期的な塗り替えが必要であり、透明な塗料のため、ひび割れの補修跡が目立ってしまうことが難点です。

◇弾性塗料で塗装する方法

弾性塗料は、コンクリートのひび割れに対応する柔軟性を持ち、ひび割れを隠すだけでなく、防水性を向上させて外壁を保護します。耐用年数は6~15年で、費用は約2700円/㎡です。

ただし、ひび割れの状態によっては十分な効果が得られない場合があり、また、コンクリートの質感が損なわれる可能性があります。

◇カラークリヤー工法

カラークリヤー工法は、透明な塗料に着色料を加えた塗料を使用し、コンクリート表面に色をつけつつ素材感を活かす方法です。防水性を高めながら外壁を保護するため、コンクリートの風合いを残したい場合におすすめです。

漏水や凍害、錆にも適しており、耐用年数は5~10年、費用は約3500円/㎡が相場です。ただし、ひび割れが残る点や、コストが比較的高い点がデメリットになります。

◇打ちっぱなしコンクリート描写再現工法

打ちっぱなしコンクリート描写再現工法は、塗装によってコンクリートの風合いを再現する方法で、光触媒塗料とフッ素塗料を組み合わせた素材を使用します。特に、雨染みが目立ちやすいコンクリート打ち放し外壁に最適で、新築のような美しい外観に仕げられます。

また、ひび割れの補修も可能で、メンテナンス効果が高く、費用は約5000円/㎡と高めですが耐久性を重視されている方にはおすすめです。ただし、熟練した技術が必要なため、塗装の施工に時間がかかるのが難点です。

山口県のコンクリートの壁の塗装の流れ

ここでは、山口県のコンクリートの壁の塗装の流れを塗装前と塗装後で解説いたします。

◇塗装前の作業

外壁塗装前のコンクリート補修などの下処理は非常に重要で、適切に行わないと様々な問題が発生するため重要な工程です。下処理は、下地補修・研磨・洗浄の順に進めます。

下地補修では、モルタルを均一に塗ってコンクリート表面のひび割れを補修します。ひび割れを放置すると仕上がりに影響が出るだけでなく、劣化も早まるため、下地補修によって細かいひび割れを修復して、平らで綺麗な外壁に仕上がります。

下地補修の後には専用の機械で研磨して、さらに平らに仕上げます。壁面が平らになった後、高圧洗浄機で汚れを落とし、塗料の密着度を高めます

◇塗装作業

下処理が終わると。塗装作業に移ります。プライマーの塗布・ベースの塗布・模様付け・クリアー材の塗布の順に行われます。

プライマーは下地と塗料を密着させるのが役割です。表面にベースを塗布して、厚く均一な塗膜を作ります。その後、ローラーでベース塗料を均一に塗り、ローラーが届かない箇所は筆で1ヶ所ごとに塗り、しっかり乾燥させます。

ベースが完了したら、コンクリートのリアルな質感を出すため、専用のパッドで模様を丁寧に付け、最後にクリアー材を2度塗りして厚い塗膜を作り、表面の保護を行います。


コンクリート外壁は、そのおしゃれな風合いが魅力ですが、長期間その美しさを保つためには定期的な外壁塗装が欠かせません。時間の経過とともに、コンクリートは雨風や紫外線の影響で汚れや色褪せ、ひび割れが発生しやすくなります。


これを防ぐためには、外壁塗装が非常に効果的です。塗装を施すことで、コンクリート表面に保護膜が形成され、外部からのダメージを遮断し、劣化を遅らせることができます。さらに、塗装により水垢やカビの発生も抑制され、美しい外観を長期間維持することが可能です。

また、コンクリートは耐熱性が高い反面、温度差による変形でひび割れが生じやすく、これを放置すると雨水が浸入し、内部の鉄筋が腐食する危険性があります。特に、新築時に防水加工されたコンクリート外壁も、時間とともに塗装が劣化し、防水性が失われるため、定期的な塗装のメンテナンスが必要です。

さらに、コンクリート外壁にはひび割れやカビ、水染みといった劣化の兆候が現れることがあります。これらの症状が見られた場合、早めの対策が必要です。ひび割れが進行すると、雨漏りの原因となり、内部の劣化を招くことがあります。

また、コケやカビが発生すると、見た目を損なうだけでなく、繁殖が進むと根がコンクリート内部にまで達し、除去が難しくなります。水染みは内部の鉄筋が錆び、膨張することでコンクリートが崩れる「爆裂現象」を引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。

コンクリート外壁の塗装方法には、撥水剤の塗布や弾性塗料、カラークリヤー工法、さらには打ちっぱなしコンクリート描写再現工法などがあります。それぞれの方法には異なる特性や費用があり、目的や状況に応じて適切な塗装方法を選ぶことが重要です。

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