外壁塗装を一部だけ変えたいときはどうする? 方法や気を付けるべきことを紹介 | 山口エリア外壁塗装会社ガイド
外壁塗装の基礎知識
外壁塗装を一部だけ変えたいときはどうする? 方法や気を付けるべきことを紹介
公開:2024.11.26 更新:2024.11.26
外壁塗装は方角によって劣化が異なり、定期的なチェックが重要です。部分塗装はコストや仕上がりに影響があるため、全面塗装が推奨されます。費用を抑える方法として、余った塗料や助成金の利用、施工時期を工夫する方法があります。
目次
外壁塗装の劣化スピードの違い
外壁の劣化は方角によって異なるため、定期的なチェックが必要です。特に南や西側の外壁は、紫外線や温度変化の影響を受けやすいので、早めの対策が求められます。北側では湿気が溜まりやすく、カビやコケの発生が懸念されます。各方角に合わせた塗装メンテナンスが大切です。
◇南や西側の外壁の劣化
南側や西側の外壁は、他の方角の壁と比べて日光を長時間浴びるため、紫外線による影響を強く受けます。これにより、塗膜が高温にさらされ、耐久性が低下しやすくなります。
また、温度差が大きいため、塗膜がひび割れやすくなり、色あせも進みます。特に、手で触れると粉が付く「チョーキング現象」が現れた場合は、塗装の劣化が進行しているサインです。この場合、塗り替えの時期を考える必要があります。
◇北側はカビが発生しやすい
北側は日当たりが悪く、湿気がこもりやすい場所です。そのため、カビやコケが発生しやすくなります。特に、北側に植栽がある場合は、湿度が高くなり、カビが成長しやすい状態になります。
こうした場所では、定期的に外壁のチェックを行い、カビやコケが発生していないか確認することが重要です。防カビ効果のある塗料を選ぶことで、カビの発生を予防することが可能です。
一部だけ外壁塗装をすることで生じる問題とは
外壁の部分的な塗り替えにはコストや仕上がりに問題が出やすいことがあります。足場の設置や塗装ムラ、そして家全体の劣化を防げない点を考慮すると、全面塗装がより効果的です。
◇コストがかさむ
外壁塗装を行う際、足場を設置する作業が必要です。部分的に塗装する場合、足場を何度も組み直さなければならず、そのたびに追加のコストが発生します。
足場の設置費用は15万〜25万円程度かかり、塗装費用とは別に支払わなければならないため、何回も足場を設置するのは非常に高額です。全面塗装を一度に行うことで、足場費用を節約できます。
◇色ムラが気になる
部分塗りでは、仕上がりに色ムラが出やすいという問題があります。同じ業者に頼み、同じ塗料を使用しても、塗装時期が異なると色やツヤに違いが出てしまいます。その結果、家全体の外観が不自然に見えることがあります。これを防ぐためにも、全ての壁を一度に塗る方が仕上がりが美しくなります。
◇家全体の劣化の改善にはならない
部分的に塗り替えても、家全体の劣化を防ぐことはできません。たとえば、一面だけ新しく塗り替えても、他の部分が古いままだと、雨水や湿気が家に侵入しやすくなります。外壁塗装は家を守るための重要なバリアですから、家の寿命を延ばすためには、できるだけ全体を塗り替えることが理想的です。
一部だけ外壁塗装を行ってもよいケース
外壁の部分塗装は、特定の状況下で有効ですが、トータルコストや効果を考慮することが重要です。一部分だけ劣化が進んでいる場合や、増改築をした場合など、状況に応じた適切な対応を選びましょう。
◇一部分だけ劣化が激しい
定期的にメンテナンスを行っていても、外壁の一部だけが劣化して目立つことがあります。特に、ひび割れや雨漏りが発生している場合は、放置しておくことで、壁だけでなく家の基礎部分にも影響を与える恐れがあります。基礎部分が腐食してしまうと、さらに大規模な修繕が必要になることがあります。
そのため、早期に問題箇所を発見し、部分的な外壁塗装で対処することが非常に重要です。部分的な塗装を行うことで、劣化した部分を修復し、家の状態を守ることができます。放置すると、修繕費用がさらに高額になることがあるため、早めの対処が結果的にはコストの節約にも繋がります。
◇増改築したケース
増改築を行った後、家の外壁に古い壁と新しい壁が混在する場合、新しい壁だけを塗装することも可能です。しかし、部分塗装は全体を塗り替える場合と比べて、割高になる傾向があります。
部分的に塗装を行うたびに、足場の設置や塗料の準備、作業の手間が発生するため、コストが増えることが多いのです。
また、古い壁の塗装が5年以上経過している場合、その部分も劣化が進んでいる可能性が高いため、全体を一度に塗り替えた方が長期的に見て経済的で効果的です。全ての壁を一度に塗り替えることで、ムラなく仕上がり、塗装の耐久性も高まり、将来的なメンテナンスが楽になります。
◇前回の塗装で一部だけしなかった箇所
前回の塗装時に、エアコンの配管カバーや給湯器の配管などがあって塗装できなかった部分が残っていることがあります。このような塗り残し部分は、そのまま放置しておくと、劣化が進み、壁や配管部分に湿気や汚れが溜まりやすくなります。
特に、エアコンの機種変更や給湯器の配管位置が変更された場合、以前塗れなかった部分が露出することがあります。このような場合には、塗り残しを放置せずに早めに塗装を行うことが重要です。
部分塗装をすることで、家全体の劣化を防ぎ、塗装の効果を長持ちさせることができます。
外壁塗装の費用を抑える方法
外壁塗装をより安くする方法にはいくつかの選択肢があります。余った塗料を活用したり、施工時期を工夫したりすることでコストを抑えられる場合があります。また、自治体の助成金を利用すれば、さらに費用を軽減することも可能です。
◇余った塗料で施工してもらう
外壁塗装業者の中には、余った塗料や在庫の塗料を保管しているところもあります。この塗料を活用することで、塗装費用を抑えることができるため、コストを削減したい場合には有効な方法です。しかし、余った塗料を使う場合、希望のカラーを自由に選べないことが多い点には注意が必要です。
特に、特定の色にこだわりがある場合や、家の外観に統一感を持たせたい場合は、余った塗料では満足のいく仕上がりにならないこともあります。そのため、色に対する希望が強い場合は、塗料の選定を慎重に行う必要があります。
◇価格が下がる施工時期に頼む
外壁塗装を依頼する際、特に梅雨時期など施工数が少ない時期に頼むと、価格を抑えることができます。この時期は、業者が比較的空いているため、作業が落ち着いており、通常よりも丁寧な施工が期待できる場合があります。
また、繁忙期に比べて価格が安くなることが多いので、予算を抑えたい方には適した時期と言えます。
しかし、梅雨時期は雨が多いため、施工が天候に左右されやすいという点には注意が必要です。雨天によって作業が延期されることもあるため、スケジュールに余裕を持って依頼することが重要です。
◇助成金を利用する
自治体が提供する助成金を利用すれば、外壁塗装にかかる費用を軽減することができます。多くの自治体では、住宅のリフォームや外壁塗装に対して助成金を提供しており、これを利用することで大幅なコスト削減が可能です。
ただし、助成金の内容や対象者の条件は自治体ごとに異なるため、早めに情報を収集し、自分の条件に合ったものを見つけることが大切です。条件を満たしている場合は、積極的に申請して、費用負担を軽減しましょう。
また、助成金には申請期限があることも多いので、早めに調べて準備を整えることが重要です。
◇山口県で塗装の助成金をもらえる市町村
山口県内の一部自治体では、住宅の塗装に対して助成金を支給しています。例えば山口市では「山口市安心快適住まいる助成事業」があり、屋根や外壁、軒天の改修や塗装に対して費用の10%(上限15万円)の助成金が支給されます。助成金を受けるには、山口市に住民登録をしている市民であることが条件です。
外壁塗装の劣化は方角によって異なり、定期的な点検が必要です。特に南側や西側は紫外線や温度変化の影響を受け、塗膜が劣化しやすいため早めの対策が重要です。北側は湿気がたまりやすく、カビやコケが発生しやすいです。このため、各方角に応じた適切なメンテナンスが求められます。
外壁塗装を部分的に行うと、足場費用がかさみ、色ムラや仕上がりに不自然さが生じやすいです。また、部分塗装では家全体の劣化を防げません。全面塗装を行うことでコストを抑え、仕上がりも良好になりますが、部分塗装が有効な場合もあります。例えば、一部の劣化が進んでいる場所や増改築後の壁では部分塗装が適しています。しかし、古い壁も5年以上経過している場合は、全面塗装が経済的で長期的な効果があります。
外壁塗装費用を抑える方法として、余った塗料を活用したり、施工が少ない時期に依頼したり、自治体の助成金を利用することが挙げられます。余った塗料を使う場合、カラー選択に制限があることに注意が必要です。また、梅雨時期などの閑散期に施工することで価格を抑えることができますが、天候に左右される点は考慮が必要です。助成金を活用することで、さらにコストを軽減できるため、自治体の助成金制度を早めに調べて申請することが大切です。
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