外壁塗装の悪徳業者は多い！手口と回避方法および塗装の効果を解説 | 山口エリア外壁塗装会社ガイド

外壁塗装業界に悪徳業者が多いのは、外壁が外から確認しやすく営業しやすいこと、塗装工事の相場が不透明であること、そして外壁塗装に関する一般知識が乏しいことが理由です。これらの業者は、不当に高い見積もりや質の低い塗料を使用して利益を上げています。悪徳業者の手口には、強引な営業や大幅な値引きの提供、無料点検を装った契約の迫りなどが挙げられます。

これに対抗するには、訪問販売に応じない、複数の業者で見積もりを比較する、クーリングオフ制度を活用するなどが有効です。信頼できる業者からの外壁塗装は、住居の美観向上や耐久性の強化、遮熱・防水・防湿効果を得られます。 ​

外壁塗装における悪徳業者が多いのはなぜ？

住まいを守るために定期的な外壁塗装が必要ですが、山口県内にも外壁塗装業者を装った悪徳業者が存在する可能性があります。外壁塗装をご検討中の方は悪徳業者を見極めるためにも、手口や回避方法を事前に知っておくことが重要です。外壁塗装業者に悪徳業者が多い理由をご説明します。

◇外から見えやすいため営業しやすい

外壁は通りから見える位置にあるため、悪徳業者が営業しやすいのがひとつ目の理由です。外壁の塗装が剥げた箇所やチョーキングを確認し、それらの情報をもとに飛び込み営業を行います。住人側が外壁の状態を確認して塗装の必要性に納得してしまい、その場で契約してしまうケースも少なくありません。

◇塗装工事の相場がわかりづらい

外壁塗装工事費には、塗料代、作業費の他に、足場の設置、運営費、諸経費なども含まれます。すべての費用に定価というものが存在せず、各業者が独自に価格を設定しているのが現状です。さらに、塗装工事は頻繁に行うものではないため、塗装工事の相場を知らない人も少なくありません。そのため、高額請求されても気づきにくく、騙されてしまうケースが見られます。

◇外壁塗装の知識が乏しい人が多い

外壁塗装に専門知識が必要なことも、悪徳業者の存在を容易にしています。外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りが基本です。また、塗料の質によって耐久性や機能性が異なるので、外壁塗装を長持ちさせるためには品質の高い塗料を選ばなくてはいけません。しかし、外壁塗装の知識が乏しい人が多いため、悪徳業者は塗る回数を減らして作業を簡略化したり、安い塗料を使って利益を上げたりすることが簡単にできてしまいます。

外壁塗装における悪徳業者の手口とは

悪徳業者の手口を知っておくと、信頼できる業者かを判断しやすくなります。外壁塗装における悪徳業者の主な手口は以下の3つです。

◇訪問してきて塗装を強く勧める

訪問営業をする外壁塗装業者のすべてが悪徳業者というわけではありません。しかし、アポなしで突然訪問してきて、すぐに塗装工事をしないと雨漏りが生じるなどと不安を煽り、外壁塗装の契約を強く勧める塗装業者は要注意です。優良業者であれば、顧客の安心を最優先に考えて、調査を行ったうえで劣化や必要な塗装や修繕などについて詳しく説明をします。

◇期間限定で大幅値引きをセールスする

キャンペーンや足場代タダなどの大幅割引を使ったセールスも、悪徳業者がよく使う手口です。期間限定だと言われると、今契約をしたほうがよいと考えてしまいがちですが、うまい話には必ず罠があります。例えば、割引をした金額を他の名目で請求されたり、作業の単価が高く設定されていたりするなどです。また、価格が低すぎると、手抜き工事をされる恐れもあります。

◇無料点検を申し出てくる

頼んでいない無料点検を行い、外壁が傷んでいる部分を見つけて契約を迫る場合も、悪徳業者かもしれません。なかには、悪徳業者が点検のふりをしてわざと傷をつけるケースも見られます。通常の外壁点検では、点検内容の報告と外壁の現状を詳しく説明しますが、説明が雑で契約を急かしてくる場合は、悪徳業者である可能性が高いでしょう。

悪徳業者に引っかからないための対策

例え悪徳業者に関わってしまっても、しっかりと対策すれば被害を避けることも可能です。こちらでは、悪徳業者に引っかからないための対策方法をご紹介いたします。

◇訪問販売に応じない

訪問販売の営業マンが訪れたら、契約する気はないことをはっきり伝えることが何よりも重要です。せっかく来てくれたからと、気を使う必要はありません。応じてくれない場合は、他の業者に工事を依頼している、帰ってくれないと消費者センターへ連絡するといった対応も効果的です。

◇複数の業者に相談し比較する

信頼できる外壁塗装業者に外壁塗装を依頼するためには、自分で信頼できる業者を選ぶことが大事です。インターネットでその地域の外壁塗装業者を検索し、できるだけ複数の業者に相談し比較しましょう。複数の業者を比較することで、費用相場が分かり悪徳業者を見分けやすくなります。

◇クーリングオフを活用する

訪問営業で外壁塗装の契約をしてしまっても、クーリングオフを活用すれば無条件で契約を解除できます。クーリングオフが適用されるのは、契約した日から8日間です。ただし、自ら業者を自宅に呼んだり店頭で契約したりした場合は、クーリングオフは適用されません。

信頼できる業者に外壁塗装を依頼しよう

悪徳業者がいることで、外壁塗装を依頼することを躊躇される方もいるかもしれませんが、信頼できる外壁塗装業者に依頼すれば、いくつもの利点が得られます。外壁塗装で得られる主なメリットは次の3つです。

◇住居の見た目を美しくする

外壁は紫外線が直接当たり、雨や排気ガスにもさらされているため経年劣化します。徐々に塗料が剥がれたり色褪せたりして、見た目が悪くなります。外壁は、住まいの印象を左右する重要な箇所です。定期的に外壁塗装をすれば、住居の見た目を美しく保てます。また、優良な外壁塗装業者はアフターフォローにも注力している傾向にあります。きれいな外壁を維持するためにも、定期的な点検を実施している業者や、アフター専門部署を設置している業者を選ぶとよいでしょう。

◇耐久性の向上

外壁にヒビが入り、そこから雨水が侵入すると、建材が腐食したりシロアリが発生したりする可能性が高まります。外壁塗装をすると、外壁が塗膜で保護されるため、耐久性の向上にも効果的です。耐久年数は、塗料の種類によって異なります。優良な外壁塗装業者は、日当たり、外壁の状態や材質などを考慮して最適な塗料を提案し、質の高い施工を行うでしょう。

◇遮熱・防水・防湿効果が得られる

塗料のなかには、遮熱性、防水性、防湿効果などに優れている機能性塗料もあります。例えば、遮熱性は太陽光の熱を反射する機能です。遮熱性に優れた塗料を選ぶと、日差しの強い時期も室内が外気温に影響されづらくなります。降水量が多い地域や湿度の高い地域は、防水性や防湿効果の高い塗料を選んでおくと、雨漏りやカビの発生を防ぐのに役立ちます。

外壁塗装市場における悪質業者が存在する主な理由として、家の外壁は誰でも容易に状態を確認できるため、この点を利用して悪質業者が積極的に営業活動を行うことが挙げられます。また、外壁塗装の市場には価格設定の透明性が欠け、消費者が適正価格を判断しにくいのも理由のひとつです。これらの業者は、家を訪問して即決契約を迫ったり、実際には必要のない高額なサービスを提案したりすることで、不正な利益を上げています。さらに、期間限定の大幅割引や無料点検を餌にして顧客を誘い込み、その際に追加工事を迫るなども代表的な手口です。

未要請の訪問販売には応じず、複数の信頼できる業者から見積もりを取って比較することで悪徳業者を見極められます。また、契約後に後悔しないためには、クーリングオフ制度を有効活用することが重要です。これらの対策を講じることで優良な業者を選びやすくなり、外壁塗装による見た目の向上、耐久性の確保、さらには遮熱・防水・防湿といった追加の効果が高まります。