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外壁塗装の基礎知識

屋根塗装の費用相場はどれくらい?費用の違いの理由から安く抑えるコツまで詳しく紹介

2024.09.30

屋根塗装の費用相場はどれくらい?費用の違いの理由から安く抑えるコツまで詳しく紹介
画像出典:photoAC

屋根は建物全体の中でも広い面積を占める部分であり、形状や勾配の違いによって施工の難易度や必要な塗料の量が異なるため、費用も一律ではありません。また、屋根の状態によっては下地処理や修繕が必要になることもあり、費用にさらなる影響を与える要因となります。

屋根塗装の費用は、比較的高額なため、費用の違いが生じる理由や費用相場を、しっかりと理解しておくことが大切です。また、屋根塗装費用を抑えるためには、外壁塗装との同時施工や自社施工の業者選びといったコスト削減の方法も検討することが重要です。

屋根塗装費用は屋根の大きさや形状で違いが生じる

屋根は、建物の中で多くの面積を占める箇所のため、塗装費用は高額になりがちです。ところで、屋根塗装の費用はどのような要素によって決まるのでしょうか。

ここでは、屋根の塗装費用がどのような基準や条件で変動するのか、詳しく説明していきます。

◇屋根の面積

相場
出典:photoAC

屋根塗装の費用の内訳は、塗料や洗浄、足場などで、ほとんどの費用が1㎡あたりの単価で決まっています。そのため、屋根の面積が大きいほど、工事費用も増加します。一般的に、30坪の住宅の屋根面積は55~100㎡程度、50坪の場合は90~165㎡ほどです。

屋根のおおよその面積は、床面積から算出することが可能です。屋根には勾配や軒があるため、1階部分の床面積に1.2~1.5を掛ければ、屋根面積を概算できます。正確な面積を知りたい場合は、塗装業者に現地調査を依頼することをおすすめします。

◇屋根の形状と勾配

大きな家や複雑な形状の家では、屋根の数が増え、形状も複雑になるため、塗装費用が高くなる傾向にあります。

また、屋根の勾配(傾斜の角度)も費用に影響します。同じ床面積の家でも、屋根の勾配が急だと塗装面積が広くなり、その分費用も高くなるのが一般的です。特に、6寸勾配以上の急な屋根では、職人が安全に作業するために追加の足場が必要になり、その分コストが増えます。

◇屋根の状態

屋根の劣化が激しいとほど、塗装費用は高くなる傾向があります。これは、塗装を行う前の下地処理に多くの手間と時間がかかるためです。例えば、雨漏りが発生している場合には、その修理も行ってから塗装を進めるため、工事費用も発生します。

屋根の状態が悪いほど、事前の修理や補強作業が必要となり、全体の費用が高くなります。適切なメンテナンスを怠らず、早めの塗装を行うことで、こうした費用の増加を抑えることが可能です。

◇塗料の種類

塗料には複数の種類があり、それぞれ価格が異なり、塗料のグレードが高くなるほど、材料費も高くなります。例えば、フッ素系塗料は高額なため塗装費用がシリコン系塗料の2倍ほどの費用がかかることがあります。

屋根に使われる主な塗料タイプは、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料の3種類です。一般住宅でよく使われる人気の塗料はシリコン塗料で、最もグレードが高く、耐用年数も長い塗料がフッ素塗料です。

ラジカル塗料は、新しい塗料で耐久年数が15年といわれています。ただし、2012年に登場した新しい塗料で12年しか経過していないため、その耐久性は証明されていません。

屋根塗装の費用相場を条件別に詳しく解説

屋根塗装の費用は、延床面積や使用する塗料の種類など、さまざまな条件によって変動します。そのため、費用の相場を知っておくことは重要です。

相場を把握しておくことで、業者から提出された見積もりが適正かどうかを判断する際の参考になります。

◇延床面積別の費用相場

20~50坪の家の屋根塗装費用相場は以下のとおりです。

・30坪(60~80㎡):30~80万円
・35坪(70~90㎡):30~90万円
・40坪(80~100㎡):40~100万円
・45坪(90~110㎡):40~110万円
・50坪(100~120㎡):50~120万円

面積が広くなるほど、使用する塗料の量や足場、補修作業の範囲も広がるため、費用が高くなります。それぞれの費用には50万円程度の幅がありますが、これは面積だけでなく、使用する塗料によって費用が大きく異なるためです。

◇塗料別の単価相場

主な外装塗料の単価相場は、以下のとおりです。

・アクリル系塗料
1,000~1,200円/㎡:最も価格が安い塗料で、耐用年数は短めです。低予算で塗装を行いたい場合に適していますが、頻繁な塗り替えが必要になる可能性があります。

・ウレタン系塗料
1,800~2,000円/㎡:アクリル系より耐久性が高く、柔軟性があるため、ヒビ割れしにくいのが特徴です。価格と耐久性のバランスが取れた選択肢です。

・ シリコン系塗料
2,500~3,500円/㎡:耐久性に優れ、汚れにくい特徴があります。住宅の外装塗料として人気があり、コストパフォーマンスのよい塗料です。

・ラジカル系塗料
2,500~3,500円/㎡:シリコン系よりもさらに耐久性が高く、近年注目を集めている塗料です。紫外線による劣化を抑える効果があり、美観を長く保ちたい方に適しています。

・フッ素系塗料:3,500~4,500円/㎡:最も高価な塗料ですが、耐用年数が長く、美観を長期間維持します。メンテナンスの頻度を減らしたい方や、長期的なコストを抑えたい方におすすめです。

塗料の選択は、目的や予算に応じて慎重に行う必要があります。耐久性や美観を優先する場合、初期費用は高くなりますが、長期的なメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。

◇足場代の費用相場

屋根工事での足場の費用相場は、足場の種類によっても費用が変わり、1㎡あたり600~1,500円です。例えば、50㎡の住宅の場合、約15~20万円が費用の目安です。
足場種別ごとの平米単価は、以下のとおりです。

単管足場:600~800円

単管ブラケット足場:800~1,000円

くさび式(ビケ)足場:1,000~1,200円

屋根塗装費用を安く抑えるためポイント

約40坪の住宅の屋根塗装費用は30~80万円ほどかかり、決して安い価格ではありません。しかし、塗装費用は、工夫次第で安くすることも可能です。

ここでは、屋根塗装を安くするためのポイントを解説します。

◇外壁塗装を一緒に依頼する

外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うことで、10~20万円のコストカットが可能です。その理由は、足場を組む費用を節約できるためです。

屋根塗装も外装塗装も、工事の際には足場の設置が必要で、その費用は通常10~20万円ほどかかります。屋根と外壁を同時に塗装すれば、足場の設置が1回で済むため、費用を抑えられます。

◇自社施工の業者を選ぶ

下請け会社に仕事を依頼すると中間マージンが発生します。下請け会社を使わない自社施工の業者であれば、中間マージンが発生しないため、その分の費用も安く済みます。

塗装業者が自社施工であるかは、ホームページを確認することが可能です。職人の写真が掲載されていない業者は、下請け会社を使っている可能性が高いと考えられます。

◇相見積もりを取る

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ることです。1社だけの見積もりでは、その内容が適正かどうかを判断するのは困難ですが、複数の業者の見積もりを比較することで、自宅の屋根塗装の費用相場を把握できます。

また、複数の見積もりを取ることで、業者ごとの対応やサービスの違いも見えてくるため、納得のいく選択がしやすくなります。

具体的な内容が明記されている見積書は、トラブルを未然に防ぐためにも重要です。見積もりを依頼する際には、項目ごとの単価と塗装面積を明確に記載してもらいましょう。

屋根の塗装を行う目的と得られる効果

屋根の劣化具合は地域によって異なります。例えば、山口県は県全体としては太平洋側気候で、夏季は多雨多湿ということもあり、屋根が劣化しやすく屋根塗装は大変重要です。

こちらでは、屋根塗装を行う理由と、その効果について詳しく解説します。

◇遮熱性や断熱性を高める

2階建てや3階建ての家に住んでいると、上の階に行くほど暑く感じやすくなります。これは、暖かい空気が上にこもることに加えて、屋根から伝わる熱が室内に影響を与えているためです。特に真夏には、直射日光が屋根に当たることで、屋根の表面温度は80℃以上に達し、屋根裏の温度も60~70℃程度に上昇することがあるといわれています。

このような高温は、室内の温度をさらに押し上げ、快適な生活環境を損ないます。エアコンの効率も低下し、冷房費がかさむ原因にもなります。

そこで、部屋の温度上昇を抑えるために有効なのが、遮熱塗料や断熱塗料を使った屋根塗装です。これらの塗料を使用することで、屋根の熱を反射・遮断し、室内の温度を下げられます。

◇住まいを錆や雨漏りから守る

雨漏りを放置すると、天井のシミや壁紙の剥がれ、電気系統の故障などが発生し、高額な修理費用がかかることもあります。塗料が屋根材の表面を覆うことで、水の侵入を防ぎ、建物内部を保護します。これにより、湿気対策にもつながります。

さらに、屋根塗装は湿気対策として結露を抑え、錆やカビ、シロアリの発生を防ぐのにも効果的です。結露を放置すると、屋根裏や壁内部でカビが発生し、健康被害のリスクが高まります。湿気はシロアリを引き寄せ、建物の構造を損なう可能性もあるため、屋根塗装は住宅の長寿命化に欠かせません。

◇建物の美観を維持する

適切な塗装を施すことで、屋根の色褪せや汚れを防ぎ、建物全体の印象を向上させます。経年劣化した屋根も、塗装によって新築同様の外観を取り戻せ、屋根の色を変えて建物の印象を一新することも可能です。

光沢感のある仕上がりも屋根塗装の魅力のひとつで、光沢のある屋根は雨水をスムーズに流し、壁の汚れを軽減する効果もあります。


屋根の面積が広いほど、塗装に使用する塗料や足場の設置費用が増加するため、塗装費用も高額になります。特に勾配が急な屋根の場合、塗装面積が広がるだけでなく、作業の安全確保のために追加の足場が必要となり、その分費用がさらに上がることがあります。

屋根の状態が悪ければ、塗装前の下地処理や修繕が必要となり、その手間と時間がコストに反映されます。例えば、雨漏りが発生している場合には、塗装前にその修理を行うため、追加の工事費用がかかります。

使用する塗料の種類も費用に大きく影響しますが、選ぶときは耐久性も考慮することが大切です。例えば、フッ素系塗料は最も高価ですが、長期間にわたって美観を保ち、メンテナンス頻度を減らすことができるため、長期的なコストパフォーマンスを考慮すると有効な選択肢です。

屋根塗装の費用を抑えるための方法としては、外壁塗装と屋根塗装を同時に依頼することが有効です。これは、塗装作業の際に必要な足場の設置費用が1回で済むため、足場代の節約が可能になるためです。

さらに、業者選びも重要です。自社施工を行う業者を選んだり、複数の業者から見積もりを取り、比較検討したりすることで、さらに費用を安くできます。

屋根塗装は単に美観を保つためだけでなく、住まいの耐久性を高め、錆や雨漏りから守る重要な役割を果たします。遮熱塗料や断熱塗料を使用することで、屋根からの熱を反射・遮断し、室内の温度上昇を抑えることができ、エアコンの効率を向上させる効果も期待できます。

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