屋根の色は何がおすすめ?色を選ぶコツと人気の色と組み合わせを紹介 | 山口エリア外壁塗装会社ガイド
外壁塗装の基礎知識
屋根の色は何がおすすめ?色を選ぶコツと人気の色と組み合わせを紹介
2024.09.30
屋根の色は、建物全体の印象を左右し、住まいの雰囲気を決定づける重要な要素です。そのため、屋根塗装を検討する際に、色の選択は重要なポイントとなります。
色選びによっては、建物全体の印象が大きく変わるだけでなく、実用面でもメリットやデメリットが生じます。そのため、塗料の色を選ぶ際は、自分の好みの色だけではなく、それぞれの色の特徴を理解し、周囲の景観との調和、長期的なメンテナンスのしやすさなどを考慮することが大切です。
目次
屋根塗装で人気の色TOP3
最近では、日本の住宅も個性的な家が増えています。特に屋根がカラフルな住宅が多くなり、地域によっては欧米にいるかのようです。
メンテナンスとして屋根塗装をするなら、好きな色でカラーリングしてみてはどうでしょうか。ここでは、屋根塗装で人気のある色のTOP3をご紹介します。
◇汚れが目立たないグレー系
グレー系は、街の景観を乱さず、自然とも調和しやすい人気のカラーです。新築の家でよく採用され、幅広い層から支持を集めています。グレーは黒よりも熱を吸収しにくく、白よりも汚れが目立ちにくいというメリットがあり、これが人気の理由です。
また、どんな外壁とも相性がよいため、屋根だけの塗装でもおすすめのカラーです。グレーを選ぶと、シャープでスッキリとした雰囲気のマイホームを演出できます。
◇和風にも洋風にもマッチするブラウン系
ブラウン系は、アースカラーであるため、家にやわらかい雰囲気を与えてくれます。このカラーは、グレー系と同様にどんな外壁にも馴染みやすく、周辺の景観とも自然に調和します。和風の住宅はもちろん、洋風の住宅にもマッチするため、幅広いスタイルの家で選ばれる人気の色です。
無難なカラーと思われがちですが、ブラウンの濃淡や色味によって、家の印象を大きく変えられます。例えば、深みのあるダークブラウンでシックな印象を作り出したり、明るいブラウンで温かみのある雰囲気を演出したりすることも可能です。そのため、ブラウン系は落ち着いた印象を保ちつつ、個性を表現できるカラーとしておすすめです。
◇爽やかな印象のグリーン系
グリーン系は、景観にマッチし個性を演出できます。爽やかな印象に仕上がるため、マイホームのイメージを大きく変えたいときにぴったりです。
ただし、個性的を抑えたい場合には、深みのあるスレートグリーンを選ぶのがポイントです。この色は外壁にも合わせやすく、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を作りながら、さりげなく個性を引き立ててくれます。
落ち着いた雰囲気に仕上げたい場合は、暗めの色を選ぶと安心です。暗い色は、建物全体を引き締め、シックな印象を与えるだけでなく、汚れが目立ちにくいという利点もあります。
屋根塗装でできれば避けたい色とは
屋根は、住宅の外観に大きな影響を与える重要な部分であるため、カラー選びには慎重さが求められます。汚れが目立ちやすい色や、周囲の景観と調和しない色を選んでしまうと、見た目に違和感が生じ、しかも簡単に修正することができません。
こちらでは、屋根塗装で避けたほうがよいカラーについて詳しく解説します。
◇汚れが目立ちやすいホワイト系
雨風や土埃にさらされる屋根は、汚れがつくと見た目が悪くなりやすい箇所です。また、簡単に洗うこともできないため、汚れが目立ちやすいホワイト系は、あまりおすすめできません。
塗装は通常10年に1度とされていますが、汚れやすい白い屋根は頻繁に屋根塗装が必要になり、費用もかさみます。見た目を気にする方は、ホワイト系の色は避けたほうがよいでしょう。
◇色褪せがしやすい原色系
近年、カラフルな住宅が増えているため、ブルーやイエローなどの鮮やかな原色で屋根を塗り替えたいと考える方も増えています。しかし、こうした原色系のカラーは、経年劣化による色褪せが特に目立ちやすいのがデメリットです。
屋根は常に紫外線や雨風にさらされているため、塗装後わずか3~5年で鮮やかな色が失われ、古びた印象になります。 10年程度のサイクルでメンテナンスを考えている場合は、原色系のカラーは避けたほうが無難です。
住まいに合った屋根の色を選ぶポイント
屋根は住宅の外観において大きな面積を占めるため、その色選びが全体の印象に大きく影響します。自分の好みのカラーを選ぶことも、マイホーム作りの醍醐味のひとつですが、周囲の景観との調和も考慮することが重要です。
こちらでは、住まいの家にぴったりの屋根の色を選ぶためのポイントを詳しく解説していきます。
◇色の効果を考慮する
屋根の色によって、日射反射率、面積効果が異なります。
日射反射率は、屋根や外壁の表面がどれだけ太陽光を反射するかを示す数値で、塗料や色によって決まります。例えば、日射反射率が80%の場合、屋根が太陽光の80%を反射し、20%を吸収することを意味します。数値が高いほど、建物の温度上昇を抑える効果が高いとされています。
日射反射率が、最も高いのは白色です。白色は日射反射率が90%を超えるのに対し、黒色は30%以下です。白っぽい色は太陽光をよく反射し、屋根は暑さを抑える効果がありますが、黒い屋根は熱がこもりやすくなります。
面積効果とは、面積によって色の見え方が異なることです。カタログや色見本で見た色をそのまま塗ると、実際には想像以上に派手に見えることがあります。サンプルを見るときは、できるだけ大きいサイズのサンプルで比較することが重要です。
◇外壁やサッシの色に合わせる
屋根の色は、単に屋根だけで決めるのではなく、外壁やサッシとの相性を考えることが大切です。色の組み合わせがちぐはぐだと、全体の見た目が不調和になります。色選びは、全体のバランスを考慮して行うことが重要です。
例えば、外壁よりも濃い屋根色を選ぶと全体が引き締まった印象に、逆に外壁よりも薄い屋根色を選ぶとナチュラルで柔らかいイメージになります。
◇塗料の種類で選ぶ
現在、屋根塗装に使われる主な塗料は以下の4種類です。
・ウレタン塗料:リーズナブルなため、費用を抑えて塗装したい方に向いています。紫外線に弱く、耐用年数は約8年です。仕上がりに光沢感があり、高級感を感じられます。
・シリコン塗料:費用と耐久性のバランスが取れた人気の塗料です。シンナーを混ぜた油性塗料と水を混ぜた水性塗料の2種類があります。油性塗料は耐久性が高く汚れにくいのが特徴ですが、施工時に刺激臭があるのが難点です。最近では、水性塗料の強度も高まっているため、油性塗料の使用は減少傾向にあります。
・フッ素系塗料:シリコン塗料よりも耐久性、防汚性、耐熱性が高いのが特徴です。親水性が高く、雨水で汚れやホコリが自然に落ちるため、メンテナンスの手間が少なくなります。
・無機塗料:フッ素系やウレタン系など、従来の塗料に鉱物などの無機物を混ぜた塗料です。耐久性は高いですが、ベースの塗料によって性能が変わる場合があります。また、取り扱いが難しく、業者の技術力が重要となるため、信頼できる業者への依頼がおすすめです。
人気が高い屋根の色の組み合わせ
色の組み合わせには、「70:25:5の法則」があります。これは、基本色を全体の70%、メイン色を25%、アクセント色を5%の割合で使う方法で、この法則は、家の外観にも応用できます。
住宅の場合、基本色を外壁、メイン色を屋根、アクセント色をサッシや付帯部分に当てはめます。正確な割合にこだわる必要はありませんが、住宅の形に合わせてこのバランスを考えると、全体が調和しやすくなります。
この点を踏まえ、一般的に人気の高い屋根の色の組み合わせについて解説します。
◇ナチュラルテイストのブラウン×ベージュ
ナチュラルで親しみやすい雰囲気を出したいのなら、「ブラウン×ベージュ」の組み合わせがおすすめです。ブラウンとベージュは、どちらも自然を連想させる同系色で、外壁に使うと一体感のあるナチュラルな印象を与えます。
特に、自然豊かな山口県では、この組み合わせが自然と調和しやすい色といえるでしょう。
◇シックな印象のブラック×アイボリー
都会的で洗練された雰囲気を出したいなら、「ブラック×アイボリー」の組み合わせがおすすめです。ブラックの面積を広くすると、重厚感が増し、より引き締まった印象になります。
ただし、ブラックは汚れが目立ちやすいカラーでもあるため、汚れにくい塗料を選ぶとよいでしょう。
◇モダンでおしゃれなグリーン×クリーム
モダンでスマートな雰囲気を出したいなら、「グリーン×クリーム」の組み合わせがおすすめです。自然と調和しやすくグリーンと明るい印象のクリームを合わせることで、落ち着いた印象も作り出せます。
グリーンは色調によっては建物が派手になることもあるため、この組み合わせを選択する際は、グリーンの色選びが重要です。
屋根の色は、外壁と比較すると見えにくい箇所と思われがちですが、実際は建物全体の印象を変える重要な要素です。色によって外観のイメージが大きく変わるだけでなく、住まいの機能性やメンテナンス費用にも影響を与えるため、塗料の色を選ぶ際は慎重な選択が求められます。
近年人気の屋根塗装色としては、グレー系、ブラウン系、グリーン系が挙げられます。グレー系はシャープな印象で汚れが目立たず、ブラウンは和風・洋風問わず合わせやすいというメリットがあります。グリーンは爽やかな印象を与えますが、色選び次第では個性的になりすぎる場合があるため、色選びが重要です。
反対に、白などの汚れが目立ちやすい色や、原色系で色褪せしやすいカラーは、屋根塗装の頻度が増えます。メンテナンス費用がかさむため、避けたほうがよいでしょう。
屋根塗装の色を選ぶ際には、日射反射率を考慮する必要があります。日射反射率の高い色は、熱を反射しやすく、建物内の温度上昇に抑えられます。また、色の見え方は面積の大きさでことなるため、サンプルから選ぶ際は、できるだけ大きなサイズで確認することが大切です。
おしゃれな外観に仕上げるためには、外壁やサッシとの色のバランスを考えたり、2色の色を組み合わせたりすることも効果的です。
塗料の選択肢には、ウレタンやシリコン、フッ素系、無機塗料があり、それぞれ価格や耐久性が異なります。耐久性の高い塗料は初期費用が高くなりますが、長持するため、結果としてメンテナンス費用を安く抑えられます。
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